1.概要
電気設備技術基準が1997年3月に改正(同年6月1日より施行)され,接地(アース)工事種類の名称が
変更されました。内容について説明します。
2.変更内容
接地工事の種類は「電気設備技術基準」により定められていますが,改正により名称が下記の様に変更されています。
接地工事の種類 | 接地抵抗値 |
適用(※2) |
|
新 |
旧 |
||
A種接地工事 |
第一種接地工事 |
10Ω以下(※1) | 高圧用のもの |
B種接地工事 | 第二種接地工事 | (150/一線地絡電流)Ω以下 | (特別)高圧電路と低圧電路を結合する変圧器 |
C種接地工事 | 特別第三種接地工事 | 10Ω以下(※1) | 300Vを超える低圧用のもの |
D種接地工事 | 第三種接地工事 | 100Ω以下 | 300V以下の低圧用のもの |
※1 接地抵抗は同一ですが,設置方法が異なります。
※2
低圧 |
直流は750V以下 交流は600V以下 |
高圧 |
直流は750V超過 7,000V以下 交流は600V超過 7,000V以下 |
特別高圧 | 7,000V超過 |
<参考>
ポンプの場合は主にD種(第三種)設置工事が適用されます。
また,避雷器用の為に専用に設ける場合は,C種(特別第三種)設置工事を適用する事があります。
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