(社)日本産業機械工業会 排水用水中ポンプシステム委員会発行の資料より抜粋
1.対象
・電動機
2.概要
電動機は構成される絶縁材料の耐熱特性によって下表のようにY、A、E、B、F、H種およびC種の絶縁に
分類されます。電動機の絶縁の種類は、電動機の発熱などによる温度上昇と取り扱い液の温度などの使用環境に
よって決定されます。
3.絶縁の種類
一般的に、電動機効率により電動機の温度上昇が異なり、効率が悪いと電動機の温度が上昇するので、絶縁材料
を高価な耐熱材料にする必要があります。
例えば、電動機の温度上昇を120℃以下に抑える設計を行えばE種(許容最高温度は120℃)の絶縁で対応可能
ですが、温度上昇が180℃と高くなるような電動機では絶縁をH種(180℃)に上げなければなりません。
温度上昇が大きな電動機は、高価な絶縁材料にしなければならないばかりでなく、温度が10℃上昇すると電動機
の寿命が半減されるともいわれており、いかに温度上昇を抑えるかが電動機の寿命、ひいてはポンプの寿命を延ばす
こととなります。
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